如 月

 

一年で最も寒さが厳しい二月。

立春を迎えても、まだまだ冷たい風が吹き、春は少し先に感じられます。

 

この時季は「寒の内」の食材が最もおいしい頃。

ほうれん草や小松菜は甘みが増し、根菜類も味がしっかりしてきます。

鰆、鯛、しじみなども旬を迎え、春を待つ体にやさしく寄り添ってくれます。

 

節分を過ぎると、少しずつ日差しがやわらぎ、季節は確実に春へ。

寒さの中にも移ろいを感じながら、旬の恵みを大切に味わいたい二月です。

 

お教室では、まだまだ寒い日が続くので湯気の立つ温かい蒸し寿司と、ひと足先にお雛祭りに合わせた蛤を使ったお献立を考えています。

菜の花も出始め、寒さも後ひと息、春が楽しみです。

 

睦 月

 

新しい年を迎え、空気がきりっと澄む一月。

お正月のにぎわいが落ち着く頃、寒さはいよいよ本番になります。

 

この時季の台所は、体を内側から温める工夫が大切です。

大根、白菜、ねぎ、里芋などの冬野菜は、寒さの中で甘みを増し、煮るほどに滋味が広がります。

また、寒ぶりや鱈、牡蠣など、冬ならではの魚介も美味しい季節です。

 

お教室では、お正月の残りのお餅を揚げて鱈と合わせ、蕪のみぞれ餡かけを作ります。

天盛りに生姜を使って体の中から温めます。

 

温かいお料理で心と体をゆるめ、穏やかな一年を迎えたいものですね。

 

季節のお話し バックナンバー
2023年   2020年   2019年   2018年