こんにちは。
30°を超える日が続いておりますが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか。
私は先日、父の法事のため京都に行ってきました。
今回はタイトスケジュールではありましたが、父との思い出のお店や、どうしても絶対に必ず行きたい(本当に行きたかったんです笑)お店に行かことができました^_^
今回のお話しは
父との思い出のお店、あぶり餅屋さんの「一和(一文字和輔)」さん。
幼い頃、父と二人で上賀茂神社近くの親戚の家に届け物に行った帰り道。
お手伝い&付き添いのご褒美に「あぶり餅」を食べさせてもらいました。
親戚のお家がとても立派で、なんとも言えない厳粛な雰囲気。
それに加えて、ファミリーが当たり前のように継いでいた家業を継がず自分の夢を追いかけて叶えた父の、ちょっとした想いが織りなす緊張感。
父のことが大好きだった私はなんとなくそんな父の想いも知っていたので、その緊張感を感じ取り、「お利口にしてなきゃ、お父さんとお母さんが言われちゃうかも!」なんていう思いで、精一杯頑張ってその時間を乗り切ったのを覚えています。
そんな事があった帰り道なので、ご褒美おやつのあぶり餅は格別なものでした。
見たことのないフォルムのお団子。
いかにも京都な雰囲気の店内。
幼い子供には渋めのおやつ。
パクッと一口頂いた時の感動は今でも覚えています。
白味噌の甘さと、炙り独特の香りと香ばしさ。
ほっぺがキューーーーン!となった私は、ペロリと平らげ、その食べっぷりに父は「美味しいだろ〜!!学校帰りによく食べたんだよ〜!」と、嬉しそうにもうニ皿追加してくれました。
なのに食べきれず、お持ち帰りに包んでいただき大切に祖父母の家に持ち帰り、母にあぶり餅屋さんでの話をたくさん報告したのが懐かしいです。
あぶり餅屋さんは、今宮神社の境内前に対面で「かざりや」さんと「一和(一文字和輔)」さんの二軒があります。
父は近くの高校に通っていたため帰り道によく食べていたそうで、父は「一和」さん派だったので、今回私達も「一和」さんで頂きました。
海外からのお客さんも来ていて、この美味しい白味噌だれの良さを堪能していたようです。
風で揺れる暖簾や、木造で落ち着いた店内の雰囲気。
節分に飾ったであろう柊鰯に(地域によっては一年中飾るところもあるそうなので、これもそうだと思います✨)屋根には鍾馗(しょうき)さんも置かれており、しっかり守られているお店なんですね!
こんな風習は京都ならではで、なんだかほっこりします。
皆さんの家族との思い出のお店やご馳走、伺ってみたいものです。
父とはいろんなお店で美味しいご飯を食べたり、父のお料理Timeを心配しながら眺めたり、一緒にお料理Timeを楽しんだりしましたが、「地獄のドーナツ」のお話しはまた今度。笑
それでは次回まで、楽しいお料理Timeをお過ごしください⭐︎