師 走

 

歳を重ねると、一年があっという間に過ぎてゆきます。

今年は特に地震、大雨、台風、猛暑と自然災害に何度も襲われました。そんな平成最後の年もあと数週間となりました。クリスマスが終わると皆さん、大掃除やお正月の準備が始まりますね。

そもそもお正月とは、年神様をお迎えして、昨年の実りと平穏に感謝し、新しい年の豊穣と平安を祈念する行事でした。注連飾り(しめかざり)や鏡餅、お節料理の献立の一つひとつにまで、人々は感謝と願いの意味を込めてきました。これは私たちが忘れてはいけない代々伝えられてきた素晴らしい日本の風習であり、日本ならではの文化だと思います。

新しい年号の始まる、くる年が日本の国にとっても、私達一人ひとりにとっても平穏で豊かな年になりますよう。

感謝と祈りを込めて新年をお迎えしましょう。

 

霜 月

 

2018年も残すところ二ヶ月となりました。大きな台風や地震など大変な一年でした。台風でお魚が不漁だったり、雨や風でお野菜が不作だったり、色々な食材の高値が続きました。そして師走にむけてまた一段と高かくなってゆきます。


家庭のお惣菜は冷蔵庫の中にあるものを上手に工夫して作るのが一番だと思います。

その冷蔵庫に常備していただきたいのが生姜と納豆です。

空気が乾燥してくるこれから、インフルエンザ等さまざまなウィルスが活発になってきます。そうした悪者を退治してくれるのが免疫細胞です。免疫力が落ちると色々な病気にかかりやすくなります。大切な免疫力を上げる食物が発酵食品だと言われてます。納豆はその代表選手ですね。


そして体温も大きく関係してきます。あなたはご自分の平熱をご存知ですか?

免疫力を正常に保つ体温が36.5℃と言われています。思いのほか高いですよね。

体が冷えていると風邪をひきやすいと言うことですね。そこで生姜です。簡単で何にでも使えるのが一番です。温かいお豆腐におろし生姜を添えたり、納豆のお味噌汁にポトンと落としたり冷蔵庫にあれば、すぐに作れます。寒い日にはそんなお味噌汁に少し甘味の勝ったとろみのついたお惣菜がおいしく感じられると思います。

あたたかいお風呂にゆっくり入って芯から体を温めてぐっすりおやすみください。

きっと風邪菌は飛んで逃げて行ってくれますよ。

神無月

 

10月は神無月と言われ、神様が皆、出雲大社にお詣りに行ってしまう月です。

でも、恵比寿様は足が悪くて、お留守番になってしまいました。お気の毒ということで、お祭りをすることになったというお話もありますが、私はちょっと違うと思うのです。

 

恵比寿様は釣りざおを担いで、鯛を下げている海の神様です。漁民の豊漁は農民の豊作となると言われます。大漁に加え五穀豊穣となり、感謝のお祭りは実りの秋に行われることになりました。それが恵比寿様をお祀りする「えびす講」になりました。五穀豊穣は漁民も農民もそれを商売する商人も、皆に幸せをもたらし、それで恵比寿様は福の神様と呼ばれるようになりました。お留守番役でなく、とっても、皆に愛されている神様なのです。

 

そして、そして、美味しいものが店頭に溢れる季節!

傘がぷっくり開いたきのこや栗、背の青いお魚も脂がのって本当に美味しくなります。

今年は夏が厳しくて、体の芯からクタクタです。ダイエットを忘れて、冬に備えて体力の回復にはげみましょう。

背の青い旬の魚に含まれるたっぷりの脂は、不飽和脂肪酸(EPA・DHA)が多く含まれ、コレステロールや中性脂肪を抑え、血栓を防ぐ、まさに体力回復や成人病予防には最適な食材です。

 

中でも、私は「秋鯖は嫁に食わすな」とまで言われている鯖が大好きです。酢でしめたしめ鯖が一番好きですけれど、アニサキスが心配な方は、塩焼きやちょっと下味をつけ、片栗粉をたっぷりつけて揚げた、竜田揚げなどいかがですか。きのこの炊き込みご飯を合わせれば食卓に秋がいっぱいになりますね。

秋の旬の恩恵をたっぷり受けて、美味しい秋を楽しんでください。

 

 

長 月

 

9月になっても秋らしさはまだまだ遠い今日この頃。

長引く猛暑で、お医者様に行くほどでもないけれど、肩こり、だるさ、朝起きても元気が出ない方は沢山いらっしゃると思います。まず、栄養バランスの良い食事をして、しっかりと睡眠をとりましょう。

でも、何を食べるか…

 

今月のおすすめはレバーです。

ビタミンAB1B2B6B12・パテント酸そして何より鉄分。レバーには、すぐれた栄養素がたくさん含まれています。でも、見た目や扱いにくさから敬遠されていることは確かです。

そこで提案です。

焼き鳥のレバーを買って、もう一手間かけてみましょう。長ネギ、しし唐、ピーマンと先月ご紹介したオレンジパプリカ等を炒めて塩コショウし、串から抜いた鶏レバーを一緒に炒めます。レバーの香りが苦手な方は、カレー粉を少し加えて下さい。美味しくいただけます。

 

お野菜も一緒にとれて、まさに一石二鳥ですね。優れもののレバー、是非レパートリーに入れて下さいね。

葉 月

 

「パプリカ」

暑くてつらかった7月がやっと終わったと思っていましたら、8日ぶりの猛暑での幕開け、8月が始まりました。
まだ、まだ1ヶ月、この暑さと戦う日々となります。
皆様、どうぞしっかりと食べて、しっかりと睡眠をとって乗り切って下さいね。そこで今回は、夏のスーパー食材のパプリカです。

赤、黄、オレンジとカラフルで元気カラーのパプリカ。
6月~9月頃が旬の野菜です。色によって栄養価もちがいますが、お料理に加えるだけでパット華やかになり、食欲不振も飛んで行ってしまう、とてもありがたい食材です。しかもどの色にも夏に大切なビタミンCがレモンより多く含まれています。

赤パプリカの特長は脂肪燃焼効果のあるカプサイシンです。唐辛子にも含まれる赤い色の栄養素で抗酸化作用が強いと言われています。

黄色いパプリカの特長はビタミンCの豊富さで、美肌効果がすぐれています。日焼けした肌の回復には大切です。しかも肌の老化予防が期待されるルテインの含有量が高いのもうれしいですね。

オレンジ色のパプリカの特長は赤と黄色の栄養素をバランス良く含んでいる、いいとこ取りです。しかも夏の強い紫外線から目を守るゼアキサンチンを含んでいます。赤と黄色の栄養素のビタミンC、E、βカロチンも合わせて多く含んだ、うれしいオレンジ色です。

茄子の味噌炒めに加えたり、3色を全部使ったチンジャオロースもいいですね。

 

たくさん食べて、お体ご自愛下さいね。

文 月

 

「モズク」

あっと言う間に梅雨が明けてしまいました。

きびしい暑さが続きます。辛いですね。

強い日射しは私達から体力を奪う上、髪はカラーリングで痛んだうえ、直射日光にさらされ、冷房で乾燥させられ悲鳴をあげています。

リンスやトリートメントはもちろんですが、からだの中からも蘇らせてあげましょう。

それにはモズクです。

モズクは今ダイエット食品として脚光を浴びていますが、それだけではありません。

モズクに含まれるフコダインは、免疫力を高め、弱った胃や、腸内環境を整えます。

また、ぬめりの中に含まれるアルギン酸は血中のコレステロール値を減少させる働きがあるため、
頭皮の血行をよくし、髪に栄養を与えます。

その上、カルシウムや鉄、ヨードなどたっぷりのミネラルを含んでいるので、
疲れた体の救世主です。

お酢やヌルヌル食材と相性が良いので、すだちやレモン、長芋やオクラと一緒に
召し上がってくださいね。

 

水無月

 

「茅の輪」

6
月は一年の半分が終わる月ですね。

多くの神社では入口に大きな芦(昔は茅ちがやという植物)を束ねて輪にしたものが立っています。これは茅の輪というものです。お正月から6月までの半年間の罪やけがれを祓う夏越の祓えと言われる行事の為の輪で、この輪をくぐることを、茅の輪くぐりと言います。

 

茅の輪の前で一礼します。

左足からまたいで輪をくぐり左回りにまわります。

元にもどり一礼して右足から輪をくぐり、右回りにまわります。

元にもどり一礼して左足から輪をくぐり、ご神前に進みます。

二拝二拍手一拝のお作法でお詣りして下さい。

『祓い給え、清め給え、守り給え、幸え給え』

 

とお唱えしながら回って下さいね。

 

これで、残りの6ヶ月も無病息災でありますように!